音視覚化装置

 

アクリルパイプに発泡スチロール小球を入れ水洗ソケットと風船で密閉した後,スピーカードライバー(アンプを通して低周波発信器に接続)で下部から音を出すと,(図1)ある周波数で発泡スチロール小球が浮き上がり激しく振動する現象が見られます。
 この現象は,装置を横にした場合もほぼ同じ場所で観察できるます。クント実験と合わせて考えると,現象は音による空気の振動で起こされていると考えられます。

 アクリルパイプの上部に真空ポンプをつなぎ,気柱から空気を抜くと,浮き上がって振動していた発泡スチロール小球が反応しなくなります。排気が進み風船が破け空気が入ると,発泡スチロール小球がまたもとのように浮き上がり,激しく振動し始めます。

空気(物質)が音の振動を伝える

また

 ある周波数で上部のソケットをはずし,手を当ててみると風のような抵抗が感じられます。このことから,発泡スチロール小球を近づけると飛んでいくことが予想されます。
 ところが,実際は開管部にとどまったままです(図2)。
 ビニール袋をかぶせても膨らみません。                                         図1 音視覚化装置

  ↓

※音は空気の振動が伝わっていくものである。

※空気(物質)は移動しない。

 

 

 

 

 

図2 波を表す発泡スチロール小球

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