加治川治水ダム 〈撮影地:新発田市滝谷字北俣沢〉
11月11日、加治川治水ダムで理科教育研修会が行われました。このダムは、全国でも珍しい防災専用のダムです。有効貯水量1.800万立方bという規模にもかかわらず機能は治水のみのダムです。昭和41年と42年(羽越水害)、立て続けに大きな水害が起きたことから、昭和44年から6年間の歳月を費やしてダムを完成させました。降雨時、洪水調節用ダムとしてその機能を発揮しますが、通常時、ダムに流れてくる水はそのまま川へ放流され、貯水量はほとんどありません。明治時代にも9回川の氾濫がありましたが、この治水ダムが完成してから川の氾濫はありません。平成4年から管理用発電が行われようになり、余力電力は電力業者に売電されています。
(参考:『新潟県加治川治水ダム』より)
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