山野の草地や道ばたにごく普通に生える、高さ20〜50cmの多年草。茎や葉柄(ようへい)、花柄(かへい)には毛が多く、腺毛(せんもう)もまじる。花が終わると鳥のくちばしのような実をつける。熟すと割れて5個の種子を飛ばす。 下痢止めの民間薬として知られ、煎じて飲むとすぐに薬効があることからこの名前がついた。
(「櫛形山脈の植物」より)