モンシロチョウ               〈撮影地:五十公野公園〉
 前翅(ぜんし[前のはね])の長さが3pほどあります。翅(はね)が白く、前翅と後翅の前縁が灰黒色で、さらに前翅の中央には灰黒色の斑点が2つ見られます。和名はこの斑点を紋に見たてたものです。また、春に発生する成虫は夏に発生する成虫よりも白っぽくなります。

オスとメスを比較すると、オスは前翅の黒い部分が小さく、全体的に黄色っぽくなります。メスは前翅の黒い部分が多く、前翅の付け根が灰色をしています。なお、翅に紫外線を当てるとメスの翅が白く、オスの翅が黒く見えるため、オスメスの区別がはっきりします。紫外線は人間には見えませんが、モンシロチョウには見えると考えられていて、モンシロチョウはこの色の違いでオスメスの判別をしていると見られています。     
                         
(参考:ウィキペディア/フリー百科事典)